2016年は16台の新車が導入された。導入は1月,2月,3月,6月,10月,11月,12月におこなわれた。
第一陣となった1月は湘南に1台,鎌倉に1台が導入された。湘南に導入されたのは前年に続き夜行高速路線車の代替で三菱ふそうQRG-MS96VPが採用された。鎌倉に導入されたのは前年にも導入実績のある三菱ふそうQKG-MP35FPで、代替で286号車が横浜へ転属、玉突きで300号車が湘南へ転属し一定期間社番なしで車庫内使用の後に路線車へ復帰した。
第二陣となった2月は鎌倉に2台,横浜に1台が導入された。鎌倉に導入されたのは三菱ふそうQKG-MP38FMで、代替で287,288号車が横浜へ転属、玉突きで320,332号車が除籍となっている。横浜には前年に続き三菱ふそうQKG-MP38FKが導入された。代替されたのは富士重工業路線型最終生産車である331号車で、湘南へ転出後に教習車として自家用登録された。
第三陣となった3月は湘南に1台が導入された。2011年来となる大型貸切観光バスの新車で、三菱ふそうQRG-MS96VPがハイデッカー,床下直冷形で導入されている。
第四陣となった6月は湘南に1台が導入された。2016年度より新たに契約輸送が始まったNSKマイクロプレシジョン(株)社員送迎車で、三菱ふそうローザが導入された。
第五陣となった10月は湘南に1台が導入された。こまわりくんリエッセの代替で、例年通り日野ポンチョSDG-HX9JLBEが選択されている。この車両以降のノンステップ車は、2015年7月改訂の国土交通省認定標準仕様ノンステップバスに準拠しており、ピンク色のステッカーが貼付されている。
第六陣となった11月は鎌倉に2台が導入された。導入されたのは三菱ふそうQKG-MP38FMで、代替で207,208号車が横浜へ転属、玉突きで330,334号車が除籍となっている。
第七陣となった12月は湘南に4台,鎌倉に1台,横浜に1台が導入された。湘南には100番台に江ノ電バスで初導入型式となる日野QPG-KV290N1が導入された。特徴的なヘッドライト形状を備え、トランスミッションはアリソン製6ATが採用されている。また600番台には三菱ふそうQKG-MP38FKが導入されている。鎌倉に導入されたのは前月と同じ三菱ふそうQKG-MP38FMで、代替で209号車が横浜へ転属、玉突きで318号車が除籍となっている。横浜には2月に続き三菱ふそうQKG-MP38FKが導入された。
導入車両数は前年比+1台と微増だったが、日野KV290系の登場や2011年来となる貸切観光バス車両の導入など目玉となる代替も見られた。 |