2014年は5台の新車が導入された。2012年に次ぐ小規模な代替にとどまった。導入は1月,8月,9月,10月,11月におこなわれた。
第一陣となった1月は湘南に1台が導入された。2008年に導入された田沢湖線用813号車の後任でわずか5年半での代替となった。車種は三菱ふそうのSHD車QRG-MS96VPが選択されている。
第二弾となった8月は鎌倉に1台が導入された。モデルチェンジ後まもない新型エアロスターのノンステップ車で、シャシは新設計のK尺(WB=4.995mm/全長=10.705mm)を採用している。車内後部は左右とも二人がけシートで最後部含め5列仕様の標準的な着席重視仕様。
第三弾となった9月は鎌倉に1台が導入された。前月に引き続き新型エアロスターの導入だが、今回はワンステップ車が採用された。鎌倉営業所らしい、長尺・中扉4枚折戸仕様・車内後部は1-2列目が一人がけシート、3-4列目が二人がけシートのラッシュ型で最後部含め5列仕様となっている。
第四弾となった10月は湘南に1台が導入された。当サイトで確認する限りで江ノ電史上初となる日野大型路線車で、標準尺のブルーリボンIIがノンステップで導入された。これだけでもビッグサプライズであるが、さらに前年に同営業所に導入されているいすゞエルガとは異なり、トランスミッションはAT仕様となっていることも特徴的。なおこの車両導入に伴う除籍は無く増車となっている。
第五弾となった11月は横浜に1台が導入された。前年に引き続き日野ポンチョロングで、代替に伴い横浜営業所のこまわりくんは全車が日野ポンチョに置き換わりリエッセが姿を消した。
台数は少ないながら、バラエティ豊かな車種が導入され話題性のある車両代替であった。 |