2009年は28台の新車が導入された。藤沢営業所の大型車回帰やいすゞエルガの導入など、話題の多いラインアップとなった。各種用途に応じ柔軟な車種選択がおこなわれ、大型車4メーカーと日産自動車の計5メーカーが導入された。導入は1月,2月,6月,8月,9月,10月,11月に行われた。
第一陣となった1月は鎌倉に4台,横浜に2台が導入された。鎌倉に導入されたのはいすゞエルガの標準尺ノンステップで、2005年以来となるいすゞ路線車の導入となった。新短期排出ガス規制の標準出力車の扱いにくさを受けてか、今回は300[ps]の高出力車が採用されている。 横浜営業所に導入された2台は、小型バスの日野ポンチョロングとなった。増便ダイヤ改正に合わせた増車分で、トランスミッションはオートマチックが採用されている。
第二陣となった2月は鎌倉に2台,手広に2台,横浜に2台が導入された。鎌倉は前月とは異なり三菱ふそうPKG-AA274PANとなった。11.49[m]の長尺ノンステップ車である。手広には大型標準尺ノンステップのPKG-RA274MANが導入された。RP・JPの導入が続いていただけにサプライズ新車となった。横浜には前年に続きPKG-RA274MANが導入された。
第三陣となった6月は藤沢に1台,手広に2台が導入された。藤沢に導入されたのは日産シビリアンPDG-EJW41で鎌倉プリンスホテルのシャトルバスとなっている。手広営業所には引き続きPKG-RA274MANが1台導入されている。また羽田空港線用にPKG-RA274TANが追加導入されている。仕様は801/804号車に準じるが、西工E型ボディでは全国初と見られるHIDライトが採用されている。
第四陣となった8月は藤沢に3台,手広に1台が導入された。藤沢に導入されたのはPKG-RA274KANで、500番台に続いて大型車回帰を果たした。短尺ノンステップバスであるが、これでRA・AAでK尺・M尺・P尺・T尺のラインアップを揃えたこととなる。手広営業所には引き続きPKG-RA274MANが導入されている。
第五陣となった9月は手広に4台が導入された。500番台には引き続きPKG-RA274MANが1台導入されている。一方、600番台には1月鎌倉に続いていすゞエルガPKG-LV234N2ノンステップが3台導入された。全車三菱ふそうで揃えられていた600番台だけに驚きの車種選択となった。トランスミッションには6MT・300[ps]高出力エンジンが採用されている。
第六陣となった10月は手広に4台が導入された。500番台には引き続きPKG-RA274MANが3台導入されたが、仕様面で一部変更が生じており、側面フルドットLED行先表示器・UVcutガラスが採用された。一方、600番台にはPKG-AA274MANが導入された。前月のいすゞサプライズの後だけに様々な憶測が飛び交ったが、結局は三菱ふそう車に落ち着いた。仕様面では500番台と同様に側面フルドットLED行先表示器・UVcutガラスが採用された。
第七陣となった11月は手広に1台が導入された。引き続きPKG-RA274MANで、側面フルドットLED行先表示器・UVcutガラスが採用されている。
年間を通しては、4+1メーカーから新車を導入するというバラエティに富んだ1年であった。台数も5台の増車となっている。 |