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江ノ電バス  新車解説(2007年式)
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◆2007年 〜長尺車の復活/路線系,観光系尿素SCR車増備〜
社番 登録番号 メーカー 型式 ボディ 導入年月 行先表示器 備考 代替車
118 湘南200か10-36 日デ PK-JP360NAN 西工B-I 2007年01月 LED ノンステップ 141号車
119 湘南200か10-40 日デ PK-JP360NAN 西工B-I 2007年01月 LED ノンステップ 142号車
174 湘南200か11-10 日デ PK-RP360GAN 西工B-II 2007年08月 LED ワンステップ
山武専用車
増車
193 湘南200か11-52 日デ PB-RM360HAN 西工E-II 2007年12月   白浜養護学校 193号車
251 横浜200か23-38 三菱 PJ-MP35JM MFBM 2007年02月 LED ワンステップ
中扉4枚折戸
256号車
252 横浜200か23-39 三菱 PJ-MP35JM MFBM 2007年02月 LED ワンステップ
中扉4枚折戸
257号車
253 横浜200か23-54 三菱 PJ-MP35JM MFBM 2007年02月 LED ワンステップ
中扉4枚折戸
296号車
254 横浜200か23-55 三菱 PJ-MP35JM MFBM 2007年02月 LED ワンステップ
中扉4枚折戸
297号車
312 横浜200か23-37 日デ PKG-RA274MAN 西工B-II 2007年01月 LED ノンステップ 313号車
512 湘南200か10-71 日デ PK-JP360NAN 西工B-I 2007年05月 LED ノンステップ 増車
801 横浜230あ・801 日デ PKG-RA274TAN 西工E-II 2007年03月 LED 羽田空港線
夜行,羽田カラー
801号車
811 湘南230う・811 日デ PKG-RA274RBN 西工SD-II 2007年08月 LED 高速路線車 増車
812 湘南230い・812 日デ PKG-RA274RBN 西工SD-II 2007年08月 LED 高速路線車 増車
821 横浜200か24-30 日デ PKG-RA274TAN 西工E-III 2007年04月   定期遊覧バス
江ノ電10形カラー
821号車

252 PJ-MP35JM [鎌倉] 312 PKG-RA274MAN [横浜] 512 PK-JP360NAN [藤沢] 811 PKG-RA274RBN [藤沢]
  2007年は14台の新車が導入された。新車ラッシュとなった2006年と比較するとおよそ半分の台数であるが、特徴的な様々な車種の車両が導入された。導入は1月,2月,3月,4月,5月,8月,12月と、わりと上期に偏った導入となった。

  第一陣となった1月は藤沢に2台,横浜に1台が導入された。藤沢に導入されたのは2005年7月から導入が続いているPK-JP360NANで、相変わらずノンステップでの導入となっている。塗装は、前回藤沢で初となった100周年記念塗装から再び標準色へと戻っている。なお、内装面では2006年3月改正の標準仕様ノンステップバスに準拠しており、これを示す緑色のステッカーが貼られている。これにより優先席部のシートモケットも一般座席と同様の黄緑色となり、優先席付近のつり革がオレンジ色へと変更されている。
  一方、横浜には尿素SCRシステムを搭載した新長期排出ガス規制適合のPKG-RA274MANが、ノンステップで導入された。同営業所では3年ぶりとなる大型車の導入で、標準尺に限ってみれば実に12年ぶりとなる導入である。標準尺とは言えどノンステップであるため全長は10,990mmと長く、ここ最近の導入傾向からは予測のつかなかった車種選択である。

  第二陣となった2月は鎌倉に4台が導入された。2005年7月から続いていたPJ-MP37JM_ノンステップから一転、4台ともPJ-MP35JM_ワンステップでの導入となった。長尺車の導入は11年ぶりであり久々の復活となったが、江ノ電バスの路線車では初の中扉4枚折戸の採用となったのも特徴的である。エンジンは標準の250ps仕様で、型式末尾の「改」はオプションの中扉4枚折戸の採用によるものと考えられる。長尺中扉4枚折戸車は県内では東急バスに次ぎ2例目となるが、全国的に見ても非常に珍しい選択である。車内も非常に特異な仕様となっており、中扉以降の非公式側座席4列が幅600mm程度の、一人がけとも二人がけとも言えぬ中途半端な寸法のものとなっている。立席部を増やし車内流動性を良くするのが目的と思われるが、それならば一人がけ座席(460mm)を採用した方が有利であり、なぜこのような1.5人がけもと言えるような中途半端なものが採用されたのかは全くもって不明である。なお内装は2006年3月改正の標準仕様ノンステップ車仕様に準拠しており、優先席部のシートモケットは一般座席と同様の黄緑色、優先席付近のつり革はオレンジ色となっている。なお、この月の新車導入により江ノ電バスから"富士重工業+三菱ふそう"という、全国的にも貴重な車両が全廃となっている。

  第三陣となった3月は手広に1台が導入された。羽田空港線で開業当初から活躍していた801号車の代替車で、PKG-RA274TANに西工E-IIボディを架装した、関東近県では非常に珍しい仕様での導入となった。この手の仕様の車両は廉価高速車として導入されることが多いが、大船駅〜藤沢駅間の全高制限(田園踏切ガード_制限高3.1m)のある道路走行に対応するためこのような仕様での導入となった。それゆえサブエンジン式エアコン,前面1枚ガラスが採用されている。さらに夜行高速車と同系統のカラーリングが施され、高級感を増している。登録番号は希望ナンバーを取得し社番と合わせている。また江ノ電の独自仕様であった、「キンコンキンコン」と響く左折警報機が4年ぶりに復活した。

  第四陣となった4月は手広に1台が導入された。定期遊覧バス「よりとも号」,「よしつね号」として活躍していた821号車の代替車で、PKG-RA274TANに西工E-IIIボディを架装した、非常に珍しい仕様での導入となっている。サブエンジン式エアコン,前面1枚ガラスなどの採用も特徴的である。塗装は820号車と似た塗りわけで、青色ベースの江ノ電10系カラーとなっている。

  第五陣となった5月は藤沢に1台が導入された。引き続きノンステップのPK-JP360NANが導入されたが、排出ガス規制のためPK-JPの増備は今回が最後となった。なお、512号車導入による廃車は発生しておらず1台の増車となっている。
  なお、PK-RP360GANは近年稀に見る珍車となっているが、このPK-JP360NANも実は台数の少ない型式で、ノンステップ,ワンステップを合計してもわずか89台という生産台数にとどまっている。最大のユーザーは京急バスであるが、ノンステップ車に限ってみれば実は江ノ電が最大のユーザーである。西工本家の西鉄バスでも僅か2台しか導入がない。

  第六陣となった8月は藤沢に3台が導入された。このうちの1台は近年珍車として名高いPK-RP360GANで、江ノ電バスでは3台目の導入となった。173号車と同様、山武専用車として活躍している。残りの2台はPKG-RA274RBNで、西工SD-IIボディを架装した夜行高速仕様のスーパーハイデッカー車である。2007年10月1日の「金沢線」開業に合わせて導入された車両で、基本的に仕様は810号車に準じているが、外観面では納車当初から青色前マーカーランプが設置されていたり、路肩灯がLED(Vi-Crew_T-SM24)に改められているなどの変更がある。また仮眠室入口のハッチも変更されており、これまでの跳ね上げ式からスライド式へと変わっている。内装面では座席が枕,レッグレスト付きのものへと変更され、さらに快適性を増した。なお今回の夜行路線車増備により、これまで予備車として藤沢に在籍していた811号車(湘南230あ・811)は貸切観光バスへと用途変更され、712号車(横浜230あ・712)に改番,登録変更されている。

  第七陣となった12月は藤沢に1台が導入された。PB-RM360HANで白浜養護学校の専用車となっている。当型式は観光・自家用バスの車両だが、養護学校の通学送迎バスとして使用するために中扉やリフトの設置が行なわれている。路線車ベースの改造車ではなく観光車ベースの改造車となったのは、養護学校スクールバスの取り決めの中で車体強度に関する事項の改正があったためである。なお当型式の登録期限は8月末であるが12月に新規登録が行なわれており、何らかの例外措置が図られた模様である。
※代替車情報は実際の状況や社内での取り扱いとは異なる場合があります。

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