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■U-JM210系 1992年10月、西日本鉄道北九州線(砂津-黒崎)の廃止に伴う代替バスとして、中型車であるU-JM210GTNをベースに、ホイールベース間を延長したU-JM210GTN改が登場した。ラインアップはワンステップ・リーフサスの1車型のみの設定。西鉄・西工・日デの3社共同開発モデルで、西鉄バスにのみ納入されている。架装ボディは全車西工となる。
■U-JP211系 1994年2月、JM改であった本シリーズは正式に型式認定を受け、U-JP211NTNとなった。これより本シリーズはJPを名乗ることとなる。ラインアップは引き続きワンステップ・リーフサスの1車型のみだが、量産へ向けて西工(B-I型または日デオリジナル型)・富士重(8E型)の両社のボディが架装できることとなった。
■KC-JP250系 1995年8月、JPシリーズは短期排出ガス規制に適合し、KC-JP250NTNとなった。ラインアップは基本的には変わらずワンステップ・リーフサスとなっているが、これに加えて通常よりホイールベースが400[mm]短い短尺車も設定された。短尺車の場合には型式末尾に「改」が付く。
・KC-JP250NTN … ワンステップ・リーフサス ・KC-JP250NTN改 … ワンステップ・リーフサス・短尺車
ボディは引き続き西工(B-I型または日デオリジナル型)または富士重(8E型)が架装される。
■KL-JP252系 1999年8月、JPシリーズは長期排出ガス規制に適合し、KL-JP252系となった。本型式よりエアサスが追加された。また短尺車も引き続き設定されている。
・KL-JP252NSN … ワンステップ・リーフサス ・KL-JP252NAN … ワンステップ・エアサス ・KL-JP252LSN … ワンステップ・リーフサス・短尺車 ・KL-JP252LAN … ワンステップ・エアサス・短尺車
また、KL-JP252NANの改造扱いでノンステップ車の生産も開始された。
・KL-JP252NAN改 … ノンステップ・エアサス
ボディは全車西工(B-I型または日デオリジナル型)が架装される。
■PK-JP360系 2004年8月、JPシリーズは新短期排出ガス規制に適合し、PK-JP360NANとなった。本型式よりリーフサス・短尺車の設定がなくなり、エアサスのワンステップもしくはノンステップの2タイプに集約されている。エンジンは日野自動車より供給を受けており、ルーバー位置が変更されている。またリアコンビネーションランプは、縦並びのいわゆるシビリアンテールとなっている。ボディは全車とも西工B-I型(96MC)が架装される。JPシリーズの中では生産台数89台と、あまり出回らなかった代となる。
■PDG-JP820系 2007年12月、JPシリーズは新長期排出ガス規制に適合し、PDG-JP820NANとなった。ラインアップには変更が無く、引き続きエアサスのワンステップもしくはノンステップの2タイプとなっているが、エンジン供給元が三菱ふそうとなり、ルーバー位置が再び変更された。ボディは全車とも西工B-I型(96MC)が架装される。
□PDG-AJ820系 2008年1月、三菱ふそうは中型車幅全長10.5[m]クラスの「エアロミディ-S」PDG-AJ820NANを販売開始した。日産ディーゼル「スペースランナーJP」PDG-JP820NANのOEM供給車で、性能・仕様等はベース車に準じている。 |