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ECO CAR WORLD 2010
2010.06.05()/06()開催
ECO CAR WORLD 2010   一連の世界経済情勢変化や環境問題意識の高まりで、ますます注目を集めるエコカー。迫り来る秋のポスト新長期排出ガス規制施行を前に、2010年も横浜赤レンガ倉庫にてエコカーワールドが開催されました。
  2010年はBMWやMercedes-Benz・現代などの海外勢の出展も目立ちました。一方全体では景気の冷え込みを受けてか、出展車両数は減少した印象がありました。
  すでに販売されているものから次世代技術を盛り込んだ車両まで幅広く出展されましたが、ここではバスの紹介に焦点を当て他の商用車・乗用車などについては他に譲ることとします。

▽低排出ガス自動車 - HYUNDAI UNIVERSE -
HYUNDAI UNIVERSE   新長期排出ガス規制に適合したヒュンダイ・ユニバースで、満を持して日本市場に投入されました。日本国内の基準に合わせ、非常口の設置などがおこなわれています。
  国産車に比べて相対的に安価なことから、ディーラー・整備網がしっかりと広がりを見せれば大いなる飛躍を遂げる可能性を秘めています。
HYUNDAI UNIVERSE 公式側

▽LPガス自動車 - NISSAN CIVILIAN VPI -
NO IMAGE   ニッキソルテックサービスより出展された日産自動車のマイクロバスで、シャトルバスとしても活躍しました。前年の出展車両と全くの同一車両であるため説明は省略します。


     参考 : ECO CAR WORLD 2009
CIVILIAN VPI (NO IMAGE)

▽電気自動車 - Hino Poncho WEB3 -
Hino Poncho WEB3   日野ポンチョ(ロング)をベースに早稲田大学環境総合研究センター/本庄国際リサーチパーク研究機構/昭和飛行機工業/フラットフィールド/GSユアサの研究グループが改造を施したWEB3(Waseda advanced Electric micro Bus3)です。
  高性能リチウムイオン電池にモーターを動力とした電気自動車とし、電力の供給は地上と車両とに設置されたコイルによる非接触給電方式としています。後部座席はバッテリー等の機器がスペースをとっており、乗車定員は25名となっています。
Hino Poncho WEB3 公式側

▽ハイブリッド自動車 - Hino Blue Ribbon City Hybrid -
Hino Blue Ribbon City Hybrid   横浜市交通局より出展された日野自動車の大型ハイブリッドノンステップバスです。2009年度導入の9-3994号車が出展されました。低公害化・ノンステップ化の推進に一役買っており、毎年着々と台数を増やしています。
Hino Blue Ribbon City Hybrid 公式側

▽ハイブリッド自動車 - Hino Blue Ribbon City Hybrid -
Hino Blue Ribbon City Hybrid Hino Blue Ribbon City Hybrid   2010年も注目はBRCだったと言えるでしょう、2009年はBRC-Hybrid IPTの出展で注目を集めましたが、2010年は型式申請中のポスト新長期排出ガス規制適合(見込み)の車両が出展されました。
  フルモデルチェンジは無く一見すると大きな変化は見られませんが、着々と進化を遂げています。新クリーンディーゼルシステム「AIR LOOP」の採用でますます環境負荷を低減、新DPRクリーナーの採用により尿素水設備等の新規インフラ整備は不要で、今後の更なる活躍が期待されます。
Blue Ribbon City Hybrid 公式側 Blue Ribbon City Hybrid 非公式側
Hino Blue Ribbon City Hybrid Hino Blue Ribbon City Hybrid Hino Blue Ribbon City Hybrid Hino Blue Ribbon City Hybrid
コックピット 新DPRクリーナー 外観変化 -1- 外観変化 -2-
  エンジンは新長期車と同系列のJ08E-1Mながら、最大出力は280PSと40馬力アップを果たしています。トランスミッションは5MTで、路線状況に応じたきめ細かいシフトに対応します。尿素フリーを実現した新DPRクリーナーもポイントの一つです。   電動コンプレッサーをパッケージクーラーに組み込んだため2つ目のコブができています。前輪脇には出っ張りのあるコーナリングランプが設置されたほか、ホイールナットは規格がJISからISOに変わり、公式側も右ねじへと変更されています。
Hino Blue Ribbon City Hybrid
ECO CAR WORLD 2010 BRC-Hybrid
型式 HU8JLGP
車台番号 HU8JLG-40011
製造年月 2010.04
車体番号 BYU0478 K

▽燃料電池自動車 - Hino/TOYOTA FCHV-BUS -
Hino/TOYOTA FCHV-BUS Hino/TOYOTA FCHV-BUS   FCHV-BUSが今回も桜木町駅-会場間の無料シャトルバスとして使用されました。車両は2005年に「愛・地球博」で会場間移動車として使用された後に、2009年まで知多乗合に3年半に渡り貸与されていた車両で、現在はトヨタ所有の研究車両になっています。
  案内モニターが設置されている他は通常の路線バス車内とあまり変わりがありません。側面にはかつてLED行先表示器が取り付けられていたであろう跡も見ることが出来ます。
FCHV-BUS 公式側 FCHV-BUS 車内
Hino/TOYOTA FCHV-BUS Hino/TOYOTA FCHV-BUS Hino/TOYOTA FCHV-BUS Hino/TOYOTA FCHV-BUS
コックピット 走行シーン1 走行シーン2 休憩中
  コックピットはこれまでの日野車と変わらず見慣れたものですが、タコメーターがありません。   無料シャトルバスとして、桜木町駅-赤レンガ倉庫を往復しました。一見すれば通常の路線バスですが、白いボディに数々のイラスト・屋根上の物々しい雰囲気が存在感を高めています。銀色ホイールも目立ちます。「centrair」はご愛嬌。   シャトルバスとしての出番が無い時間帯には、近くの駐車場で待機する姿も見られました。

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