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神奈中バス  基本事項
基本事項 営業所別データ 年式別車両データ トピックス
◆概要
  小田急グループに属する同社は、西日本鉄道に次いで第二位のバス事業者であるが、バス専業としては国内最大の事業者であり、唯一の東証一部上場企業でもある(銘柄コード:9081)。最大株主は(株)小田急電鉄(44.23%保有[2012年3月末日時点])である。利用者などからは「神奈中(かなちゅう)」の愛称で親しまれている。
  社名からも想像がつくとおり、神奈川県のほぼ全域をカバーするほか、東京都の一部にも路線網を有する。これらの広大なエリアを、子会社を含めて2000台強のバスが運行している。また、高速バスや深夜急行バス,観光バスなども運行している。
  神奈川三菱ふそう自動車販売を連結子会社に持つことから、保有車両の大部分が三菱ふそうとなっているのも大きな特徴である。例外として、茅ヶ崎・藤沢・綾瀬はいすゞ車が、伊勢原は日野車が、厚木・秦野は日産ディーゼル車が多く在籍する。また、連接バス「ツインライナー」はドイツからの輸入車であり、藤沢(湘南台)ではMAN社製(架装はNEOPLAN)・厚木(本厚木)ではMercedes-Benz社製(架装はEvoBus)の車両がそれぞれ活躍している。
  国内最大級の事業者であることから様々な独自仕様があり、またバス事業者のパイオニア的な存在としても位置している。首都圏の大部分のバス事業者で使用されていた「バス共通カード」の起源は神奈中バスカードに帰する。
  一部地区ではバスロケーションシステムの構築やPASMOの取り扱いなども行われており、国内最大級のバス事業者としてますます発展を続けている。

◆基本事項
  ◇社番体系
    "平仮名+数字"の社番が全車に割り振られており(例:ち55)、平仮名部分は営業所の区分を示している(下表参照)。各神奈交バス・神奈中観光ではアルファベットも使用される。数字部分は車両の用途によって番台が分かれており、一般路線用車両は1〜200番台に区分される。300,500番台などは特定車など一般路線以外の用途の車両に付番される。なお下2桁が"42"または"49"となる番号は使用されない。また、数字1桁目に"0"が付くものは各神奈交バスへの委託車であることを示す(例:お0181)。
▽神奈川中央交通直属車両
  [あ]…厚木営業所 [い]…伊勢原営業所 [お]…舞岡営業所
  [さ]…相模原営業所 [せ]…綾瀬営業所 [た]…多摩営業所
  [ち]…茅ヶ崎営業所 [つ]…津久井営業所 [と]…戸塚営業所
  [は]…秦野営業所 [ひ]…平塚営業所 [ふ]…藤沢営業所
  [ま]…町田営業所 [や]…大和営業所 [よ]…横浜営業所
▽各神奈交バス所属車両
  [か]…湘南神奈交バス(秦野/平塚) [FK]…藤沢神奈交バス(藤沢/大和) [SK]…相模神奈交バス(厚木/相模原/町田)
  [T]…津久井神奈交バス(津久井) [YK]…横浜神奈交バス(中山/舞岡)  
▽神奈中観光所属車両
  [M]…東京営業所(町田) [H]…神奈川営業所(平塚)  
 
  ◇カラーリング
 
標準色/標準カラー  □標準色/標準カラー
  クリーム色の下地に赤色と橙色のラインが入ったカラーリングが神奈中バスの標準カラーである。メーカー・車種を問わず一般路線車両は多くがこの標準塗装を纏う。
  この他にも所属や目的・用途により様々なカラーリングの車両が在籍する。また各営業所に数台ずつ"かなちゃん号"や"元スヌーピーバス"などの特殊塗装車が在籍する。この他都市部を中心にラッピング車も活躍している。
 
  ◇独自仕様
    全国屈指の大規模事業者であることから、数々の特別仕様が見られる。
 
□乗降運賃支払い方式表示窓

  同社車両最大の独自仕様とも言えるフロント運賃支払い方式表示窓および側面乗降方式表示窓。原則的に全車に設置されているが、ノンステップバス等一部車種では乗降方式表示窓が設置されておらず、日野ブルーリボンシティではこれに加え運賃支払い方式表示窓も設置されていない。
□大型バンパー

  2000年導入車まで大型バンパーを装着した車両が導入された。洗車時・整備時の利便性向上を図ったものである。
□新ステップ

  1994年〜2000年に導入されたツーステップ車に設置された前ドア部の補助ステップ。特装車の製造・架装などで知られる極東開発工業との開発で、ワンステップ車導入の代替措置として位置している。新ステップの設置により多くの車両が改造型式での登録となっている。
□日章旗掲揚

  国民の祝日に前ドア部付近のポールに日章旗を掲げて走行する。近年ではバスの日にも同様の光景が見られる。

◆特筆事項
  ◇2005年03月14日 全国初連接ノンステップバス「ツインライナー」運行開始
  ◇2005年04月16日 藤沢営業所、茅ヶ崎営業所藤沢操車所へ降格
  ◇2007年03月18日 戸塚営業所およびツインライナーPASMO導入
  ◇2007年03月22日 辻堂駅-成田空港線運行開始
  ◇2007年12月09日 茅ヶ崎/藤沢営業所PASMO導入
  ◇2009年03月11日 辻堂駅北口新ロータリー供用開始
  ◇2009年03月26日 自転車搭載ラック車両運行開始(辻02/辻12/辻13/茅09)
  ◇2010年03月31日 バス共通カード 販売終了
  ◇2010年07月31日 バス共通カード 取扱終了
  ◇2010年09月23日 横浜カーフリーデー2010 自転車ラックバス(ち87号車)出展
  ◇2010年10月04日 バスフェスタ2010 in YOKOHAMA 自転車ラックバス(ち87号車)出展
  ◇2010年12月16日 バスロケーションシステム 運用開始(藤沢・綾瀬/茅ヶ崎/平塚/伊勢原地区)
  ◇2011年07月03日 トミーテック THEバスコレクション 神奈川中央交通90周年記念セット発売
  ◇2012年03月24日 茅ヶ崎営業所 「中乗り」「前降り」方式へ移行
  ◇2013年02月02日 トミーテック THEバスコレクション 神奈川中央交通オリジナルセットII発売

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